暗記と思考は両輪だという言葉があります。
教科や分野によって
「暗記→思考」が適している場合と、
「思考→暗記」が適している場合の
両方が存在します。
「暗記→思考」の例としては
九九の暗記無しには、あらゆる計算が困難になること
が挙げられるかもしれません。
「思考→暗記」の例としては
温度(℃)と熱量(J)の違いが良い例でしょう。つまり、
「100℃のお湯でもコップ一杯しかないとき」と、
「 40℃のお湯でもお風呂いっぱいにあるとき」とを、
正しく比較するために必要なのが「熱量という考え方」です。
これを「理解せずに覚える、思考せずに覚える」ことは困難だと思われます。
ですが、
数学はたいていの場合「思考→暗記」に見えます。
理科はたいていの場合「暗記→思考」に見えます。
分野によっても、生徒さんの個性によっても、やり方はそれぞれある、ということです。