司会者:What do you think happens when we die, Keanu Reeves?
「人は死ぬとどうなると思う?」
(直訳:キアヌ・リーブスさん、私たちが死んだとき何が起こると思う?)キアヌ:I know that the ones who love us will miss us.
「愛してくれる人たちが寂しがることは確かだね」
(直訳:私が知るには、私たちを愛する人々が、私たちに会いたいと寂しがるだろうということだ。)
本映像中の The one は「我々を愛する人」です。
動画では字幕のとおり “The ones” と言っているように聞こえます。
キアヌの代表作「マトリックス」の作中では、
“The one” が「救世主」と訳されています。
映像作品の中でこそ万能に見える彼ですが、
現実世界では「小説より奇」なる人です。
たいてい、一人でいることを好み、
移動には公共交通機関を使い、
地下鉄で荷物を持つ女性に座席を譲り、
公園で寝転がって花の写真を撮影、
その様子を市民に見られ驚かれたり。
3歳の時に両親が離婚、父親は刑務所にいて会えず、
27歳の時に親友を薬物中毒で失い、
白血病で入院する妹の病院に75億円など、
収入の大半を寄付してしまい、
35歳のクリスマスイブに我が子を流産で失い、
その1年半後、最愛の人を交通事故で失った人。
それが現実世界でのキアヌ氏。
マトリックスは観る価値ある作品だと思います。
ジョン・ウィックも観たいです。
司会者のコルベア氏も、
子供の頃に飛行機事故で父と2人の兄を失っています。
握手に込められた想いを言葉にできる人は居ますか。
仮に居ても、あまり聞き出したいとは思いません。
言葉にできることも国語の力でしょうし、
これを聞き出したいと思わないことも国語の力なのでしょう。