数日前のネットニュースから。
ネコのマタタビ反応を誘起するのは『ネペタラクトール』という物質だったことが分かったそうです。
また、マタタビ反応とはマタタビのにおいを身体に擦りつけるための行動で、これによってネペタラクトールがネコの被毛に付着すると。
さらに、このネペタラクトール、実は蚊を忌避したり殺虫したりする活性があるとか。
蚊は、地球上で一番人間を殺していると言われるぐらい寄生虫や伝染病を媒介することで知られています。
ネコも蚊から身を守るために行動しているようですね。
でも、ネコは、身を守るために『行動』しているのではなく『進化』してきたようです。
マタタビ反応中のネコでは多幸感でいっぱいだそうです。
幸せな気分になれるから、マタタビに含まれるネペタラクトールを身体に擦りつける。
結果として蚊避けになっているという納得できる研究結果でした。
ネコと大型ネコ科動物は、約1000万年前に生物種が分かれて独自に進化しているそうです。
マタタビ反応は1000万年以上前のネコ科の動物の祖先が既に獲得していたかもしれないということですね。
今後のネペタラクトールの研究が気になりますね。