南中高度の計算が苦手な人がいると思いますが一回理解して覚えてしまえば簡単な事です。
図のように春分、秋分のときの南中高度をまず求めます。
図に書いてあるように2本の太陽光はほぼ平行と言える(太陽は地球の約100倍大きい)ので平行線の同位角によって南中高度は90°から観測地点の北緯を引けばいい。
このように春分、秋分のときは地軸の傾き23.4°は考えなくてよい。
夏至、冬至のときはどうすればいいのか?
夏至、冬至のときはそれぞれ太陽に向かって地軸が前後に23.4°傾いている(南中高度が地軸の傾きの影響を受ける)。
よって観測地点北緯X°で考えてみると
夏至:90°-X°+23.4°=113.4°-X°
冬至:90°-X°-23.4°=66.6°-X°
となる。
まとめ
春分、秋分のときは90°から北緯を引けばよく
夏至、冬至のときは90°から北緯を引いたあとに23.4°足したり引いたりすればよい。