とあるゼミ生が、
『先生!!愚痴なんですけど、聞いてくれます??』
と、珍しく随分とお怒りな様子でしたので、
『いいよ~どうしたの?』
と、ゼミ生の愚痴を聞いていました。
このゼミ生が理科か社会の暗記科目の勉強をしていた時に、友達が突然問題集を取り上げて、
『問題出してあげる♪』
と言ってきたそうです。
本当にいい迷惑だと。
一新ゼミでは、特に高校生には、
『学校課題・数学等、どうしてもシャーペンを握らないといけない教科以外は、書いて覚えるのではなく、音読したり黙読したりして覚える』
ように指導しています。
このゼミ生は、一新ゼミの指導に習って勉強していたのです。
『ただ問題集を眺めて、勉強しているフリをしている』ように、友達には見えたのでしょうね。
私は、
『仕方ないよ。だって、相手の顔を見て、本当に勉強しているかの判別がつかない程度の能力しかないんだから』
と、このゼミ生に言うと、
『そっか。判別がつくんだったら、問題集を取り上げたりしませんよね』
と、腑に落ちた様子でした。
本気で勉強している人は、他人に邪魔されると本気で怒ります。
それだけ、勉強と真摯に向き合っているからです。