結論:
中学受験では25%が答えになるそうです。
会計では20%が答えになるそうです。
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以下は必ずしも必要というわけではない情報です。
調べて面白かったのでまとめました。
お時間があるときにどうぞ。
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昔は、問屋さんが無ければ、お店に商品は揃わなかったでしょう。
言うまでもなく、問屋さんは商品の流通を下支えする存在です。
そして、
下からは 25 %( 800 円からみた利益)
上からは 20 %( 1000 円からみた利益)
というように、流通の世界では二通りの利益が同時に考えられているそうです。
これらは、上代(じょうだい)・下代(げだい)という考え方に基づきます。
上代は、メーカーや卸売業者が定める「商品を販売する際の価格」のこと。
小売店が自由に設定するものではないそう。
税込みでも税抜きでも「上代」と表現するので、税込みかどうかは確認が必要です。
【 小売店 → 消費者 】の販売価格です。
下代は、メーカーや卸売業者が定める「卸価格」のことです。
普通はこれも、小売店が自由に設定するものではないはずです。
小売店側の視点では「仕入れ価格」や「仕入れ原価」と呼ぶこともできます。
【 仕入先 → 小売店 】の取引価格です。
小売店は、下代で仕入れ、そこに経費や利益を乗せた価格で客に販売します。
小売店側は下代が低いほど利益率が大きくなります。
下代は、上代と掛け率(かけりつ)を基に算出します。
掛け率とは仕入れ先が定める卸値の割合で、商品の性質次第ですが、一般に上代の40~70%とのこと。
上代が5,000円の商品を例にすると、下代は次の計算で導き出すことができます。
上代(5,000円)× 掛け率(50%)=下代(2,500円)
掛け率は「掛け」とも表現され、下代を「5掛け(ごがけ)」などと表現可能です。
「5掛け」は「上代に5割を掛けた金額が下代」という意味になるようです。
下代のみが設定されており、上代が設定されていないのがオープン価格です。
二つの利益について知っていると、
購入者が販売者の思惑を読み、価格交渉で少し有利かもしれません。
「( 25 %も)儲けすぎじゃない?」
「( 20 %じゃ)厳しいですよ!」