GPT-4.5 の値段が 100万トークン あたり 75 ドル(約 11200 円)とのこと。
GPT-4o の 30 倍、Gemini 2.0 Flash の 500 倍らしい。
100万トークンとはどのくらいの量か。
結論:A4 ( 1200 字) で 900 枚分程度の文字量。
A4 ( 1200 字) をAIに読ませるなら約 12 円を払え、という計算になった。
以下詳細。
トークン数は言語によって異なる。
英語では1単語がおよそ1トークンである。
フラ語スペイン語などは1単語が2トークン程。
日本語の場合、
平仮名1文字1~2トークン、
漢字1文字は1~3トークンとのことである。
(後述するが、AIモデルの進化に伴い、1語あたり(1文字あたり)トークン数は減少傾向にある。)
OpenAI社が公式にトークナイザーを公開してくれていたので、
学問のすすめ - 福沢諭吉の一節をトークナイズしてもらった。
A4の紙に印刷される文字数は標準的に1200文字程度らしいので、
1255 Characters を トークナイズしてみたところ、
1100 Tokens とのことであった。
これ、AIのモデルを旧式(GPT-3)に変えると、
1829 Tokens と表示されたので、
AIモデルの進歩に従い、トークンの単位もより合理化されている様子が見られた。
話を戻し、GPT-4oにてトークン数を数えた場合、
冒頭の100万トークンとは字数にして114万字程度となり、A4では909枚程度となることが分かった。
これを、より人間らしく数えるなら、
900枚のA4書類を読ませるだけで、11000円をAIに支払う必要があるよ、ということである。
ざっくりとだが、1枚読ませるのに12円かかるということ。
人間がA4の紙を読むのに凡そ2分を要するとすれば、この使い方ではAIの1秒は0.1円に相当する。
(ただし、これは読ませるだけであり、その後、outputさせるとすると、さらにお金が必要である)
●●の1秒は約1円なので、前述の「人間」が●●であれば、約120円である。
●●にA4の紙1枚を読ませるコストを 120 円程度だと仮定すると、一般人利用に関しては、人間よりAIの方がまだ安い。
開発者側としては、AIは物凄く高価なものだろうけれど。
近いうち、賢いAIの方が人間より高くなる日が来るだろう。
現在はまだ、賢いAIでも、人間に、能力も金額も及ばないことがわかったが、
なんだか空寒い計算に思われた。