『三単現のエスをいつつければいいのかが分からない』と質問してくれたゼミ生がいました。
三単現という略語を知っているのに、面白い質問だなと思いながら対応しました。
私『三単現を略さずに言うと?』
生徒『三人称単数現在形です』
私『そう!では、三人称の説明から始めます~』
英語の質問でしたが、日本語の説明から始めると、ゼミ生は納得してくれたようで、
『問題が解けるかどうかは分からないけど、三単現の説明は分かりました』
と言ってもらいました。
説明の途中で、
生徒『じゃあ、例えばmy motherだと。。。』
と自分なりに考えたことや疑問に思ったことをしっかりと言葉にしてくれていました。
生徒に『分かった』と言ってもらえると、やっぱり嬉しいですね。
英語圏で生まれ育っても、スラム街育ちとかだと、三単現のエスを落として話したりするそうです。英語圏で20年くらい住んでいる人がブログに書いておられました。どうやって文法が簡略化されてきたのかを窺い知る興味深い話だなと思いました。
日本語でいう書き言葉と話し言葉との関係と似ているのかもしれませんね。
『ら抜き言葉』や、接続詞のように使われている『なので』のような感じでしょうか。